回顧録。七つの星に変わる。

“忘れることが怖いから 少しずつ話をしよう”

And now I'm living on

終わってみて思うこと。 すんなりと結末を受け入れたわたしがいる。 いい夢が見られた。 色んな人々や土地と出会った。 遠出が楽しくて仕方なくなった。 これって少しだけだけど、人生が変わったということだよね? 大好きだけど、ちょっぴり嫌いなところも…

WakeUp,Girls!と聖地仙台。

WakeUp,Girls!にとって仙台とは始まりの地であり、長い時間をかけて“HOME”へと染め上げたWUGの箱庭であり、誰もがWUG!を知る不思議な(?)地である。 わたしは仙台で生まれ育ち、仙台が好きだ。 タイムラインでしか見たことのない人々が、わたしもよく行く仙…

全ての想いが集った場所。2019年3月8日。

誰もが夢のような光景だったと口を揃える、そんなひと時があった。 わたしはただぼうっと、さいたまスーパーアリーナに立っていた。 聖地とされながらも、誰も近寄らない地がひとつだけあった。 I-1アリーナ。さいたまスーパーアリーナだ。 七人のアイドルが…

WakeUpGirls!と震災復興。

“WUGは震災復興のために結成されたユニットである。” この命題の答えを是とすることは、私にはできない。 『WakeUp,Girls!(以下WUG)』プロジェクトが掲げていた復興支援と、彼女たちが直に東北の地に向き合わんとしてきた努力は、分けて語られるべきだ。 そ…

コラム:消えたはずのシャッター通り

「懐かしい 愛おしい 私の街」 吉岡茉祐の口から紡がれる、慈しむように優しい歌声がたまらなく好きだ。 大切すぎてこぼれんばかりの思いを、なんとか抱きとめながら歌うような美しい歌。 “わたしのまち”。 彼女たちがこれを歌うとき、どんな街を思い浮かべ…

コラム:『Polaris』を想って

WUG新章の虎の子である『Polaris』は、WUGメンバーが自ら作詞した彼女たちの切り札だ。初披露はバスツアーの目玉、特別な5周年ライブの日。あの日あの地にいた500人のためだけに最新の音響が用意され、贅沢に披露された。 震災、東北への想い、仲間たちへの…

HOME。2018年③

寂しさとむしゃくしゃから、何とかチケットを工面してもらい、強引に休みを取って向かった。灼熱のあの日、7月14日の市原へ。山寺宏一さんの前口上。 ブロードウェイのショウのようなライブ。 市原公演の切り口は鮮烈だった。 ちょっと切ないけど、でも!ま…

大切なお知らせ。

あのワグナイターの絶頂から一日。仕事中に少しだけ休憩をとり、携帯メールを開くと、そこには少しだけおかしなメールが届いていた。送り元は“わぐらぶ”。 大切な、大切なお知らせだった。ーーうわ、この時が来ちゃったか。 うーん、あっけない。これからだ…

お祭り。2018年②

ーーきっと、彼女たちがもっとも不思議な色で輝いていた時期の話。ーー隙間だらけの幕張イベントホール。 ガチ走りするわぐちゃんとランガちゃん。今までのどのWUGイベントとも毛色の違う、ファン感謝祭のような独特のイベントだった。5月12日、GreenLeavesF…

ろっけん。2018年①

人生有数の無理をして行ったイベントがある。 東北ろっけんソロイベントツアーだ。上司にも正直にわぐの話を打ち明け、休みたいと頼み込んだ。 お陰で3月の休暇はすべてソロイベントになり、5~6連勤と遠征を繰り返す体力勝負となった。 お金もかかる。 雪道…

『新章』。2017年②

率直に言って、しんどかったというのが感想だ。 期待をしすぎていたのか。喧嘩や暴言ばかりを目にした。 新曲も少なかった。 キャラクターの内面が、言い訳できないくらい変わってしまった。 物語の屋台骨が、いくつか致命的に折れているように見えた。ひと…

繋ご。2017年①

年が明け、2017年。 仙台駅前のカフェでWUGの情報を漁っていた私は、あるイベントの告知を目にする。ファンクラブ限定メンバーソロイベント。 しかも限定CDの販売つき。もとは楽曲寄りのオタクだったので、この情報には飛びあがった。 いままで加入したファ…

「追っかけ」はじめたよ。2016年

WUGの3rdライブは素晴らしかった。空調が効き、小さめながらよく見える会場。 クオリティの高い生歌。 精緻なフォーメーションダンス。 ゆかいなメンバーたち。“キャラクターの力”を借りずに、ここまでの魅力が出せる子たちだとは……。仙台サンプラザでの昼公…

「わぐなー」になる。2015年

私事ながら、大学を出た年。 その頃の私は「ロコ」というキャラクターに惚れ込み、アイドルマスターシリーズに傾倒していた。ーー就職したものの、仕事がうまくいかない。 先輩の当たりが日に日にキツくなる。そんな鬱屈とした年でも楽しみは見つかるものだ…

きっかけ。~2014年

「俺らの同級生が声優受かったらしいね」「ああ、あの人でしょ?」「話したことないけど」 仙台の北にある雪深い山の上のキャンパスで、私はそんな噂を耳にしたことを覚えている。まだアニメも始まる前、それが私とWUGの最初の接点だった。 (へえ、そうなん…

ブログの主旨。

これは私の、生の記憶。ある時WakeUpGirls!というユニークな作品群に魅了され、追い続けてきた人間の記憶を書き残すものだ。かの作品についての純粋な評価や考察を投げかけるものではないし、ともすれば不快な表現もあるだろう。それでも私の心の中を覗き込…